Excelで栄養計算ソフトを自作しよう!第8回:形式を整えて完成!

管理栄養士×ICT

みなさん、こんにちは。
シンノユウキです。

今回は、「Excelで栄養計算ソフトを自作しよう」の第8回で、

Excelで栄養計算ソフトを自作しよう!第7回:食事区分別に合計を表示しよう
みなさん、こんにちは。 シンノユウキです。 今回は、「Excelで栄養計算ソフトを自作しよう」の第7回で、 こちらの記事の続きです。 今回は、朝・昼・夕の食事区分別に、それぞれの合計を表示するということをやっ

こちらの記事の続きです。

今回で、この連載は最終回です。最後は、若干の形式を整えて、運用面で不便がないように調整していきます。

では、行きましょう。

前回のおさらい

まずは前回のおさらいからです。

前回は、食事区分を入力し、その食事区分ごとに合計を算出していきましたね。

食事区分の入力には、Excelの「入力規則」機能を用いて、入力しやすく、また間違いが少なくなるようにしました。

食事区分ごとの合計には、SUMIF関数を用いて、食事区分が朝食と入力されている値や、昼食と入力されている値食品ごとの合計を算出しました。

つまり前回までで栄養計算ソフトの機能は実装できたといってもいいでしょう。今回は、実際に栄養計算ソフトを運用していく上で、必要となる調整を行っていきます。

では行きましょう。

 

形式を整えよう

不要な項目は削除しよう

まずは栄養計算を行う上で不要となる項目を削除していきます。具体的には、

  • 索引番号の列
  • 備考の列

です。この2つの項目は食品成分表のそのまま残っていた項目ですのでそのままになっていましたが、栄養計算していく上では不要となるものです。ですので、この2つの列は削除しちゃいましょう。

 

線を引いていこう

今の段階では、罫線が引かれておらず、少し見にくくなっています。ですので、線を引いていきましょう。これは個人の好みで好きなように引いていいと思います。これも、Excelで自作する際のメリットの一つですので。

ただ、一応見本のようなものをお示ししたいと思います。

 

以下のような感じでどうでしょう。

 

 

 

どういう個人的に、横線は、一番細い線で引くのが好きです。あまり太い線で引きすぎると、値が見にくくなってしまいます。

縦線は通常の線で引きました。

また、成文値名の下側の線や、合計の上の線などは、二重線で引きました。こうすることで、ここから意味が違う行が始まるということを示す事ができます。

まぁ、この辺も好みの問題ですので、個々人が見やすい・使いやすいように調整してくださいい。

 

どうやって運用していくか

以上で、一応栄養計算ソフトは完成しました。ここからは、実際に使用していくにあたって、どのように運用していけば良いのかを説明していきます。

使う前にシートかブックをコピーしよう

実際に使用する際は、作成した「栄養計算シート」に直接記入してくのではなく、そのシートなりブック自体なりをコピーして使うようにしましょう。これには以下のようなメリットがあります。

  • 誤って計算式を壊してしまった際にも対応できる
  • 使うシーンに応じてシートをカスタマイズできる

この栄養計算シートには、多くの計算式が埋め込まれています。その計算式が入力されたセルを保護し、データの入力などができないように、すなわち改変されないようにすることもできるのですが、そうするとカスタマイズ性が若干下がってしまいます。また、セルの保護をしていても、コピペなどは問題なくできてしまうという問題もあります。そのため、今回はセルの保護などをせずに運用していくことにしました。そういった場合には、誤って計算式を壊してしまった際には対応が難しくなりますので、シートをコピーして使用することにします。

また、シートをカスタマイズ、たとえば印刷した際のことを考えて、文字を大きくしたりなどの作業を行う際にも、テンプレートとなるものが存在していれば、それをコピーしておくことで心置きなく改変することができます。

 

食品を検索するには?

実際に使用する際には、食品番号・調理前重量・食事区分を入力していくことになります。しかし、食品番号は覚えるようなものでもなく、実際には食品名を検索し、その食品番号を入力することになります。

しかし、今回作成した栄養計算ソフトでは食品を検索することができません。そのため、以下のように使用することになります。

  • 食品成分表を見て、食品番号を確認し、入力する
  • 「本表」シートを検索し、ヒットした食品の食品番号を確認し、入力する

Excelの関数だけを用いて栄養計算ソフトを作成するにはこのあたりが限界ですね。かなりアナログな運用法になってしまいます。

ただ、学生の勉強などにはこれのほうがかえって良いかもしれませんね。昔はみんな手計算をしていたわけですし、それと比べれば幾分便利かと思います。

 

今後について

今後はExcelVBAを活用し、もっと便利に栄養計算を行えるように機能を追加していきたいと考えています。

VBAの入門はこちらから

ユーザーフォームを使って様々な機能を追加していく連載はこちらから

 

まとめ

これで、全8回に渡って行ってきた、「Excelで栄養計算ソフトを自作しよう!」も終了です。機能的には十分ではありませんが、栄養計算を行うだけであればほぼ問題なく利用できるのではないでしょうか。

最後に、今回作成したExcelファイルをダウンロードできるようにしました。答え合わせに活用するもよし、そのまま栄養計算ソフトとして利用するもよし。ぜひご活用ください。

ダウンロードはこちらから

 

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