管理栄養士が大学院に進学するメリット

みなさん,こんにちは。
シンノユウキ(shinno1993)です。

私は管理栄養士養成の大学を卒業したあと,同大学の大学院に進学しました。管理栄養士で大学院に進学する方は少数派だと思いますが,就職して何年か経った今でも,大学院に進学してとても良かったと感じています

そこで今回は,管理栄養士が大学院に進学するメリットについて紹介したいと思います。本記事は,大学院への進学を迷っている学生の方や,大学院で再学習してみたいと思っている社会人の方にとって,その判断材料になればと思い,書いているものです。参考になれば嬉しいです。

では行きましょう!

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管理栄養士が大学院に進学するメリット

研究スキルが身につく

大学院に進学することで,研究スキルを身につけることができます。それは研究職以外の方でも役立つものです。

学部卒でも,卒業研究である程度の研究は行います。しかし,大学院のそれとは,やはりレベルが違います。大学院では,研究の期間も2年間(博士は3年)と長くなり,より深く・洗練された内容を求められます。

「研究職につきたいわけではない」という方もいますよね?しかし,大学院で得られる研究スキルは,研究職以外の方でも役立つと思います。先行研究をレビューし,問題を見つけ,それを解決するための仮設を立てて検証する。それを見直し,洗練させ,再度挑戦する。その過程で培われる能力は,その他の領域でも活かされるものだと思います。

就職で有利になる

大学院に進学することで就職が有利になる場合もあります。

具体的には研究職です。大学院修了が必須といっていいでしょう。以前と比べ,大学院に進学する管理栄養は多くなっています。そのため,学部卒で研究職に就くのは,もはや難しいと考えていいでしょう。最低限修士,できれば博士も欲しいところです。

その他,管理栄養士の就職先として人気の高い,食品会社での開発や企画などの仕事も,専門知識が要求される仕事の一つです。こういった職に就く場合でも,大学院を修了しておくことはメリットとなるでしょう。

自分を見つめ直す機会にもなる

大学院での2年間(博士課程にまで行く場合は+3年間)は自分を見つめ直す良い機会になります。

管理栄養士養成校は,他の学部よりも,大学生活にゆとりがないことが多いです。授業が比較的詰まっており,それに伴うレポートもあります。加えて,国試対策にも時間が割かれますよね。

それに対して,大学院だとある程度は時間的な自由を持つことができます。授業の選択も,ある程度は自由に行えますし,研究スケジュールある程度融通がきくでしょう。つまり,より自由に調整できるようになるのです。

このメリットを活かし,まとまった時間を使って自分の研究内容ややりたいことなどを見つめ直してみると良いでしょう。

逆にデメリットは?

学費が必要になる

大学院に進学するデメリット(負担)の最も大きなところは学費が必要だということです。

学部よりも安価というところは少なくないですが,それでも大きな負担であることは間違いないでしょう。私の同級生も,多くの方が奨学金に頼っていたと記憶しています。

とはいえ,いくつか解決策もあります。大学院は学部よりも奨学金制度が充実しているように感じますすし,返済の必要のない給付型の奨学金を利用するチャンスも多くなります。

ですので,成績も優秀で研究への意欲もある,という方が学費がネックとなって進学を断念するのはもったいないです。これらの制度をうまく利用されることをおすすめします。

指導教員に左右される

研究室によって,研究の大変さ・その後の就職の難易度が変わったりします。これらは,指導教員によって大きく左右されるからです。

毎日研究室に来てハードに実験することを求める教員もいますし,放任主義の教員もいます。就職に関しても,積極的に斡旋してくれる先生もいれば,そうでない先生もいます。つまり,研究内容のみならず,その後の就職などに関しても指導教員に左右されてしまう場合があります。

自分の今後の人生の一部でも託すつもりで,真剣に指導教育を選びましょう。卒論の指導教育をそのまま選ぶ方が大半でしょうが,他の教員を選んでも問題ありません。今後に悔いの残らないように真剣に選ぶことをおすすめします。

まとめ:チャンスがあれば進学を視野にいれよう

ここまで管理栄養士が大学院に進学するにあたってのメリットとデメリットを紹介してきました。

大学院に進学するメリットは決して小さくありません。研究に対する意欲があるという管理栄養士は,ぜひ大学院への進学を視野に入れてみてください。

また,就職関連の記事も書いていますので,ぜひ参考にしてください。

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