パソコン作業をしながら食事を済ませるのはやめましょう

食品・栄養素
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みなさん,こんにちは.
シンノユウキ(shinno1993)です.

現代人は忙しい。机にかじりついて,パソコンで仕事をしながらランチを済ませるなんてことは日常茶飯事かもしれません。

テレビを見ながらだと食べすぎる,ということは多くの方がご存知かもしれませんが,パソコンで作業をしながらの食事についてはあまり関心が持たれてきませんでした。

今回紹介する研究では,そこに焦点を当てて調査しています:

ざっくりいうと,

  • パソコンで作業をしながら食事をするとストレスを感じやすく,食後に満腹感を得にくくなる
  • ただし,作業中に食べすぎてしまうということはないかも

といった感じです。

パソコンで作業をしなかった場合は食後のストレスは低く申告されましたが,パソコンで作業をしながら食事をした場合,食後のストレスは高く報告されました。加えて,パソコンで作業をしながら食事をした人では,食後に満腹感を感じにくかったそうです。ただし,だからといって作業中に食べすぎた(エネルギー摂取量の増加)ということにはなりませんでした。

参加者は,静かに一人で食事をした場合と,パソコンで作業をしながら食事をした場合とでストレス状況等を比較されました。作業内容は20分間,データファイルからマスターファイルに数字をコピーするといったものです。食事は一枚のピザで,それを食べた重量によりエネルギー摂取量が決定されました。ストレスや満腹感等は,食事の前後に申告等により評価されました。

今回の研究では,一人で静かに食事をすることで,食後のストレス値は低くなっていました。それに対して,パソコンで作業をしながら食事をすると,作業前よりもストレス値が高くなっていました。

一般に,何らかの作業を行うことで,ストレスは向上しますので,パソコン作業によってストレスが上昇したのは妥当と言えます。しかし,パソコン作業を止めていたら得られたであろうストレス低減効果を逃したという風に言い換えることもできます。食べながら作業することにより,作業によるストレスを低減してくれれば良かったのですが,残念ながらそれは明確に示されませんでした。

加えて,パソコンで作業しながら食べたことで,食後の満腹感も得られにくくなっていました。食べすぎにこそなりませんでしたが,せっかく同じ量を食べているのに満腹感が得られにくくなるのは非常に残念なことです。パソコン作業中に食べすぎなかったとはいえ,その後の間食の頻度が増える可能性は十に考えられます。

せっかく食事をするのですから,その間くらいは仕事から離れ,ゆっくりと食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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