【管理栄養士が検証】話題の完全食:COMPを試してみた【生きるために食べる?】

栄養情報

みなさん,こんにちは.
シンノユウキ(@y_stadio)です.

今回は、今話題の完全食:COMPを試してみました。以前から興味があったのですが、なかなか試すには至らず、今回お試しセットを注文して試してみました。これで果たして完全に栄養バランスの整った食事が取れるのかなど、管理栄養士の視点で紹介したいと思います。

COMPとは?

はじめに、今回紹介する「COMP」とは何か?という点について紹介したいと思います。

ご多分に漏れず、公式サイトから引用したいと思います。

ヒトの健康に欠かせない必須栄養素(※)を 理想的なバランスで配合しました。 COMPシリーズは、 『厚生労働省 日本人の食事摂取基準』を 基づき開発、2016年4月に誕生した日本初の 完全栄養食品です。 パウダー・グミ・ドリンクなど、様々な形で 理想の栄養バランスを摂取することができます。 もちろん、カロリーの量も自由。 COMPなら、必要な栄養素のすべてを、 必要なカロリーに合わせて、 好きな時に、好きなだけとることができるのです。 栄養バランスを意識することのない、 当たり前の健康を目指しています。

引用)http://www.comp.jp/nutrition.html

COMPには、パウダーやグミ、ドリンクなど様々な形態がありますが、それを摂取するだけでそのエネルギーに応じた、理想的な栄養素を摂取できます。いわゆる完全栄養食ですね。

忙しい現代人の中には、食事に時間を取られたくないという方もいらっしゃいます。食事よりも仕事・遊び・育児を優先する場合などでは、食事は二の次にならざるを得ない場合があります。そういった場合には非常に有効な選択肢になるでしょう。

 

お試しセットを頼んでみた!

今回は、COMPのお試しセットを頼んでみました。

パウダーが3パック、グミが2パックで1,000円というやつです。頼むとすぐに届きました。以下のように梱包されてました。

かっこいいパッケージですね。

 

dav

 

リーフレットのようなものもついてきました。いちいちオシャレですね。

 

シールもついてきました。Apple製品を購入した時と雰囲気がそっくりです。

 

手書きのレターも入ってました。名前なしなので印刷なのでしょうか。それとも個人情報保護の観点から?いずれにしても、その他が先進的なだけに、こういった手書きが一枚入っているだけで一気に好印象になります。普段は手書きのレター大嫌いですが、これは良いですね。

 

パウダータイプを飲んでみた

とりあえず、パウダータイプを飲んでみました。こんな感じの粉末になってます。

 

これをブレンダーに入れて、シェイクします。

それほどダマにならず、結構簡単に混ざりました。

飲んでみましたが、味は悪くありません。以前、ソイプロテインを飲んだことがありますが、それと味は似てますね。豆乳を甘くしたような感じでしょうか。思ったよりも全然飲みやすいです。

これを毎食はきついかもしれませんが、1日1食程度であれば全く問題ない味だと思います。

 

COMPの栄養価について

COMPの栄養価については、公式サイトで以下のようなグラフにまとめられています。

引用)http://www.comp.jp/products/powder.html

確かに、1日に必要な栄養価を満たしているように見えます。

こちらでも、試しに栄養計算してみました。

こちらのスプレッドシートのアドオンを用いています。

スプレッドシート栄養計算 - Google スプレッドシート アドオン
Googleスプレッドシートに栄養計算機能を追加するアドオンです。

 

なんの問題もない栄養バランスです。

ここには掲載されていませんが、脂肪酸のバランスについても完璧です。普段の食事では、このバランスまで管理するのは非常に難しいため、ここまで完璧に充足しているのには脱帽です。

 

COMPの摂取量について

COMPの栄養バランスについてはなんの問題もありません。次に摂取量について見ていきましょう。

1食分のCOMP適正量は?

その前に、まずは1日にどの程度のエネルギーが必要か、推定エネルギー必要量について知っておきましょう。推定エネルギー必要量は、年齢階級別・身体活動レベル別に必要なエネルギーの指標について示したものです。もちろん、あくまで指標で、個人に必ず当てはまるものではない点には留意が必要です。

もし、3食のうち1食をCOMPで代用する場合、この量の1/3を摂取するのが1つの目安になるでしょう。すなわち、以下のエネルギーが目安になります。

たとえば、28歳の身体活動レベルがⅡの男性がCOMPで1食を摂取する場合、およそ880kcalが必要になる計算になります。今回ゲットしたお試しパックは1袋400kcalのもの。なので、少なくとも、お試しパック2つ分が必要になる計算になります。

 

コスパはどのくらい?

COMPで1食をまかなうためには、それなりの量が必要になることがわかりました。それでは、もっともエネルギーあたりの単価が安いパウダータイプを摂取する場合、どの程度のコスパになるのか計算してみましょう。

800kcalをCOMPで摂取する場合、なかなかの金額になることがわかりました。自炊なんかするよりはかなり高くついてしまいますね…。ただ、このクオリティからすれば、思ったよりも高くないなと感じました。完全に栄養バランスのとれた食事が700円未満でとれると考えると全然安いですね。

 

食品の三機能

食品には3つの機能があります。それは、

  • 一次機能:「栄養」に関わる機能
  • 二次機能:「嗜好」に関わる機能
  • 三次機能:「生体調節」に関わる機能

です。

一次機能は、「生きるため」に必要な機能です。エネルギーやビタミンなどの、生きるために必要な栄養素を供給するための機能です。

二次機能は、美味しさなどに関わる機能です。その食品を食べて美味しいと感じるのに必要な機能です。食事を楽しくするためには必須の機能です。

三次機能は、比較的新しい概念で、食品のもつ、生活習慣病を予防したり、ガンを予防したりするなどの機能のことです。

この3つの機能のうち、COMPは一次機能に特化しているといえます。COMPに美味しさや、病気の予防などの機能を求めるのはお門違いというもの。まさしく「生きるための食事」にはうってつけの食品だと思います。調理にかかる時間もありませんし、簡単に摂取できます。

ただし、毎日の食生活は「生きるための食事」だけで成り立っているわけではありません。「美味しさだけを追求する食事」もまた、素晴らしい食事の一形態ですし、「医療の一環としての食事」も悪くないでしょう。COMPを求める方には、食品の二次機能や三次機能を軽視していらっしゃる方もいるでしょう。しかしそういう方にこそ、「生きるために食べる」のではなく、「食べるために生きる」というのも考えてみていただきたいとおもいます。

 

まとめ

今回は完全食:COMPについて紹介しました。実際にお試しセットを注文してみてよかったので、おそらく今後、定期便を注文することになるでしょう。しかし、だからこそ、COMPに頼る必要のない時には、本来食事がもつ嗜好としての機能を楽しみたいと思っています。