「調味パーセント」について|計算方法と一覧

みなさん,こんにちは。
シンノユウキ(shinno1993)です。

最近のCOVID-19の流行により,外食を控えて家で自炊するという方も増えたのではないでしょうか。そこで今回は,自炊時の味付けを楽にしてくれる調味パーセントを紹介します。

調味パーセントを活用することで,食材料が変わっても味付けを標準化できるなどの多くの利点があります。料理初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

調味パーセントとは?

調味パーセントは材料に対する調味料(塩分,糖分)の占める割合のことです。材料のうち,何パーセントを塩や砂糖が占めているかを示します。

調味パーセントは以下の計算式で表すことができます:

調味パーセント(%)= 調味料の重量 / 材料の重量 × 100

たとえば,すまし汁300(g)を作る際に,しょうゆと食塩で調味し,合計2(g)の塩分が含まれる場合,以下のようになります:

調味パーセント(%) = 2(g) / 300(g) × 100
調味パーセント(%) = 0.67

標準的な料理の調味パーセント一覧

料理の味付けに絶対的な基準はありませんが,一般的に食べられている標準的な味付けは示されています。以下に料理別の調味パーセントを示しました。

料理名 対象 塩分(%) 糖分(%)
汁物 コンソメスープ スープ 0.6
味噌汁 スープ 0.8~1.2
すまし汁 スープ 0.6~0.8
けんちん汁 スープ 0.6~0.8
炒めもの・焼き物 炒めもの・ソテー 調理前重量 0.8
塩焼き 調理前重量 1.0
ムニエル 調理前重量 0.8
厚焼きたまご 調理前重量 0.6 5.0
煮物 煮物 調理前重量 1.2~2.0 3.0
佃煮 調理前重量 6.0 0~8.0
炒め煮 調理前重量 1.0 3.0
ご飯もの 炊き込みご飯 めし+具 1.0
チャーハン めし+具 0.8~1.0
酢飯 めし 0.6~0.8 3.0
和え物 おひたし 調理前重量 0.8
ごま和え 調理前重量 0.8

これを作成するにあたり,以下2つの書籍を参考にしています:

調味パーセントの活用方法

調味料重量の算出方法

実際の調理に調味パーセントを活用する場合,目標とする調味パーセントと素材の重要から使用する調味料の量を逆算していきます。つまり,以下のような計算式になります:

調味料の重量 = 材料の重量 × 調味パーセント(%)/ 100

では実際に,味噌汁を例として調味料の重量を算出してみましょう。300(g)の味噌汁,塩分1(%)を目標とします。以下のようになります:

調味料重量 = 300(g) × 1(%) / 100
調味料重量 = 3

実際に使用する調味料への換算

上記の計算により,使用する食塩量は計算できます。ただし,味噌汁の場合は食塩ではなく,食塩の含まれる味噌を調味料として利用します。そのため,目標とする塩分量を使用する調味料の塩分量から換算する必要があります。以下の計算式から算出できます:

使用する調味料重量 =
目標とする塩分量 / 調味料の塩分量(100gあたり) × 100

たとえば,100gあたり食塩14(g)が含まれる味噌を使う場合,目標とする塩分量を3(gとすると以下の計算式になります:

味噌使用量 = 3 /14 × 100
味噌使用量= 21.4... 

まとめ

今回は料理を劇的に楽にする調味パーセントについて紹介しました。

ある程度の調味パーセントを覚えておくことで,食材の内容や量が変わったとしても,ある程度は対応することができます。

なお,上記で示した調味パーセントの例ではやや濃すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれません。特に減塩を意識したものではありませんので,現在の日本人の摂取量と同様,やや塩分が過剰気味になっています。細かい点は調整してください。

タイトルとURLをコピーしました