『みんな栄養に頼りすぎてる』について

『みんな栄養に頼りすぎてる』をご覧いただきありがとうございます。

ここでは,本ブログ『みんな栄養に頼りすぎてる』について紹介していきます。

ブログ名の由来

栄養至上主義(Nutritionism:ニュートリショニズム)へのアンチテーゼです。

栄養至上主義は,食べ物を栄養素の集合体としてのみ捉える考え方です。ジョージー・スクリニス博士の論説:「Sorry Marge(ごめんね,マーガリン)」にて初めて登場したとされます。すなわち,食べ物の備える別の側面(美味しさや食文化)を軽視し,生理学的な作用(消化吸収率や栄養素の相互作用)を考慮しません。要素還元主義的な考え方と言えるかも知れません。

このような考え方は,他の栄養学に関するブログを見ていても頻繁に見られるものです。「豚肉にはビタミンB1が含まれているから健康に良い」,「バターには飽和脂肪酸が含まれているから健康に悪い」などです。しかしこのような考え方が,ダイナミックな生理学的な性質と,社会動物としての人間の性質をあわせて考えてみれば,誤っているだろうということは言うまでもないでしょう。

本ブログの基本的なスタンスとしては,栄養素や食品をそれ単体で考えることは基本的に避けたいと考えています。栄養素の含まれた食品や料理,またその集合体である食生活といった単位で栄養素を俯瞰するといった立場をとります。その一方で,栄養至上主義の権化ともいえる「完全栄養食」に対する希望も捨ててはいません。逆に栄養素や食に特段のリソース(時間や手間など)を注がないことを選択した人のベターな選択肢として有益だろうと思います。そのため,栄養至上主義への否定と完全栄養食の肯定は矛盾しないと考えています

ブログのテーマ

EBN(科学的根拠に基づいた栄養学)

科学的根拠に基づいた栄養情報について発信します。食品・栄養素・食事パターンと人間の健康との関係を調査した栄養疫学研究の結果をベースに,私の個人的な考えや経験,諸学会や専門家のコンセンサスを交えながら解説できればと考えています。

具体的には,下記のような記事となります:

下記より一覧を見ることができます:

栄養価計算

個人的な趣向として,栄養価計算に関連した記事も多く扱っています。栄養価計算ソフトを自作する方法や,栄養価計算時に便利なTipsなども掲載しています。

具体的には下記のような記事です:

一覧は下記よりご覧いただけます:

栄養× ICT

栄養とICT活用の組み合わせについても模索しています。ExcelやPython,機械学習等も扱います。

記事としては,下記のようなものとなります:

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